ファッションについて思うこと

 

生きてて最近やっとおしゃれすることの楽しみ方がわかってきたような気がした。

 

これまでファッションというものに興味がなくて、世間一般的にはオシャレだろ、と思われるような格好をすることで周りを騙し騙し、延命措置のように生きてきたんだけど、ようやくわかった。時間がかかりすぎたみたいだ。

 

なんで急にこんなこと思い始めたのかというと、あるキッカケがあって、それがめちゃくちゃベタで今更感あるから言うの恥ずかしい感すらあるもので、ああこういう風にしておしゃれを楽しむのか、と妙に納得した。

 

 

 

 

www.vogue.co.jp

 

そのキッカケというのが上にも貼ったグッチの2018のssコレクション。

 

いやもうなんていうかこれ見た時はマジでほんともうびっくりして、なんだこれ!なんだこれ!と興奮してた。

ファッションに疎いからVogueなんてもちろん見てなかったし、こういうコレクションはイマイチピンとこないようなコレクションラインだろうと、たかをくくっていたりして完全に見落としてたんだよな。

 

でもこのグッチの2018ssのコレクションはすごい。ファッションなんて全くわからなかったし興味もなかった僕に、こんなにも非言語的であるのに生命力を感じさせるんだから。

バイタリティ溢れる情報量の多い逞しさを持っていながらも細部にはそれでもしっかり繊細さも感じるようなこのコレクション、あ、これ俺がやりたかったやつだ〜と頭を抱えながら見てた。

 

f:id:galaxypimptaste:20171226140318j:plain

これとかめちゃかわすぎてやばい。明度の高いブルーとグレーの組み合わせならできそうじゃん、なんて思っても、このジャケットのバーバリー柄がもし無かったらなんか物足りないような気がしてしょうがないだろう。

これまでイマイチこういう柄物のジャケットって合わせるの難しいな〜と思ってたけれど、これ見てなんとなくこうすればいいのかと合点がいったような気がする。

 

f:id:galaxypimptaste:20171226140913j:plain

これも最高すぎる。全て主張の激しい服でどうも上手く組み合わせられないような気がしてならないんだけど、一枚絵にしてみるとこうもしっくりくる。すげ〜、あとグッチカラー(黒赤緑のライン)かっけ〜、とどんどん語彙が崩壊していく。服見てこんな経験今までなかったからめちゃくちゃ新鮮な気持ちだ。

 

 

f:id:galaxypimptaste:20171226141814j:plain

これとかドチャクソかっこいいんだけど、帽子、絶対日本イジってるだろ。でもかっこいい。最高。

 

 

こんな感じで最近また遊んでる。どうやらグッチにはアレッサンドロ・ミケーレというデザイナーがこういうコレクションを次々生み出していってるらしい。

 

結局ファッションを楽しむということも絵を見たり映画をみたりするような楽しみ方と一緒でいいんだな。なんだかそのあたりを勘違いしていたような気がする。

 

 

グッチやべ〜の話は置いておくことにして、なんで最近ファッションが楽しくなってきたかというと、シンプルに服の量が増えてきたからだ。

服の量が増えてくると(部屋の散らかりは前の7割増くらいになったけど)今まではしなかったタイプのマッチングなんかもできて新しい発見があったりする。ナイロンにウールのジャケット意外に合う、とか個々の服はかっこいいけど合わせると微妙だな、みたいなこと朝延々とやってる。

 

前は着れてそれなりに見れたらいいくらいの基準で服選んでたんだけど、やっぱりちょっとだけお金出して買う服はすごい。薄々感じてたんだけど、やっぱり金かけるとちげーわ。ユニクロも思ったよりはいい、とかいうのはそれは最低限度の話であって、高いもんは素材もシルエットもかっこいい。安いものいくつも買うより、高いもの一つ買ったほうがいいわね、最近やっと気づいたわ。

 

あと前より服見るようになってから思ったけど、素材ってめちゃくちゃ大事だな。

知り合いにファッションサイコと呼べるようなキチガイじみた知識量といいセンスを持ってる奴がいて(そいつと服の話すると最終的に、縫い目だったり、裁縫工場の話になっていくので聞いてて面白い)、そいつ曰く、「初心者はまず古着屋に行って実際に良い服を触ってみて、素材の感覚を覚えろ」らしいんだけど実際良い服の素材の混合比率はなぜかナイロンが3%だけ入っていたりして、そういう端数があるのとないのでは全然違うらしい。いつも勉強になるよ、ありがとう。

 

そんな感じで最近は自分の中にルールを設けて、今月は黒いものを身につけるのはなしにしよう、だとか、緑と赤だけで全身を揃えてみよう、だとかやってたんだけど、やめた。

急に虚しくなってきたんだ。

 

それどこのブランド?とか、俺も〜持ってるみたいな、そういう虚しいマウントの取り合いが最悪になってしまった。

服好きとか自分で言い出す奴はろくな奴がいねーなと改めて思った。すまんな。

 

結局今ではまた最初に戻っていつもどおりの格好してる。

俺は基本的にはちょっとダサいんだけど色とかトータルコーディネートを揃えることでいい感じにするような理念を持って個性を出していこうと服選んでるし実際にそういうのが好きなんだけど(ベクトルは違うけどぺこ&りゅうちぇるみたいな感じだと思ってくれたらだいたい合ってる)、30%くらいの確率で部分的にちょっとダサい服の集合体としての完成形が全体的にもっさりしたちょっとダサい人くらいになっててつらい。

 

ファッションについて思うこともクソもなかったな、ここにあるのは混沌とした虚無の堆積物のみである。